国土交通省が監修している公共工事標準仕様書には、以前は「受金物ごとに2個ずつを接着剤を用いて固定」するとありましたが、令和4年版の公共建築工事標準仕様書では「下がり止めは、といの製造所の仕様により固定する」という記載に変わっております。
なぜならば、塩ビ管は熱伸縮をするため、滑りを止めてしまうと割れる可能性が高くなるからです。
ですが、この公共工事標準仕様書の記載の変更を知らない方は「昔は取り付けていた」ということで、現在も変わらずに塩ビ管に下がり止めを取り付けるような指示が現場では起きているケースもあります。